厚生労働省では、両立支援や女性活躍推進などに取り組んでいる企業を認定する制度を設けています。
認定を受けた企業は、認定マークを自社ホームページ等に表示したり、商品に使用したりと、高い水準の取組みを行っている企業であることを取引先や消費者、求職者などにアピールすることができます。
子育てサポート「くるみん」・「プラチナくるみん」マーク
次世代育成支援対策推進法に基づき、一定の基準(行動計画の策定・実施等)を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。
既にくるみん認定を受けた企業のうち、より高い水準の取組みを行った企業は、プラチナくるみん認定が受けられます。
【参考】厚生労働省>くるみんマーク・プラチナくるみんマークについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/index.html
【参考】厚生労働省>両立支援のひろば
女性活躍推進「えるぼし」・「プラチナえるぼし」マーク
女性の活躍推進に関する取組みの実施状況等が優良な企業は、厚生労働大臣の認定を受けることができます。
認定を受けた企業は、認定マーク「えるぼし」を商品などに付することができます。
認定には、採用に関して、男女別の採用における競争倍率(応募者数/採用者数)が同程度であること等の要件が必要になります。
2020年6月からはその上位認定として「プラチナえるぼし」がスタートします。
【参考】厚生労働省>女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000091025.html
【参考】厚生労働省>中小企業のための女性活躍サポートサイト
http://www.josei-suishin.mhlw.go.jp/
若者の採用・育成「ユースエール認定」
若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況等が優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する制度です。
認定企業は、若者雇用促進法に基づく認定マーク(ユースエール)を、商品、広告などに付けることができます。
労働時間(正社員の所定外労働時間月平均が20時間以下、かつ月平均の法定時間外労働60時間以上の正社員ゼロ)等の基準を満たすことが必要です。
【参考】厚生労働省>ユースエール認定制度
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000100266.html
【参考】厚生労働省>若者雇用促進総合サイト
https://wakamono-koyou-sokushin.mhlw.go.jp/search/service/top.action
安全・健康で働きやすい職場「安全衛生優良企業認定」
安全衛生優良企業とは、労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善しているとして、厚生労働省から認定を受けた企業のことです。
認定を受けると、認定マーク(安全衛生優良企業)を利用することができます。
認定には、労働者の健康保持増進対策、メンタルヘルス対策、過重労働防止対策、安全管理などの取組みを行っていることが必要です。
【参考】厚生労働省>安全衛生優良企業公表制度について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000075611.html
【参考】厚生労働省>職場の安全サイト
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/index.html
仕事と介護の両立「トモニン」マーク
社員の介護離職を未然に防止するため、仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進に取り組む企業は、「トモニン」を活用することができます。
厚生労働省の仕事と家庭の両立の取組みを支援する情報サイト「両立支援のひろば」に仕事と介護の両立に関する取組みを登録する必要があります。
【参考】厚生労働省>「トモニン」を活用して、仕事と介護の両立支援の取組をアピールしましょう!
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/symbol.html
【参考】厚生労働省>両立支援のひろば
上記以外にも、、、
例えば、優良な健康経営を実践し認定を受けた企業に付される「健康経営優良法人認定」マーク(経産省)、食品ロス削減を推進する企業等が利用できる「ろすのん」マーク(農林水産省)などがあります。