テレワークを行っている会社員を対象に、ハラスメントへの感じ方を調査したアンケート結果が公表されました(ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社)。
調査から、テレワーク下での上司の言動をハラスメントと感じるかどうかには、世代間で大きなギャップがあることがわかりました。
「上司がテレワークの際に、仕事をしているかわからないことを理由に、日報を書いて送ることを義務付けること」がパワーハラスメントに該当すると思うか?
という質問には、
20代の50.0%が「絶対に該当すると思う」「おそらく該当すると思う」と回答しました。
他方、50代では31.3%に留まりました。
また、「上司がテレワークの際に、会議で顔出しすることを強要すること」については、
20代の55.0%が「絶対に該当すると思う」「おそらく該当すると思う」と回答し、50代の35.7%と比べ、世代間で19.3ポイントのギャップがありました。
全体的に、若い世代のほうがハラスメントに対して敏感に感じ取る傾向があることがわかります。
ギャップを認識することが重要
こんなことをハラスメントと感じるのか、と驚かれた方もいるでしょう。
重要なのは、実際にこれらがハラスメントに当たるかどうかではなく、世代によって感じ方にギャップがあるということを認識し、対応していくことです。
これらの認識の差は、職場にコミュニケーション不和を生じさせ得るものです。
かつての当たり前が、これからもそうであるとは限りません。
働き手が減少するなかでも若い世代を採用し、企業を発展させていくためには、こういった感じ方の違いを小さくする努力をしつつ、ハラスメント対策をアップデートさせていくことが欠かせないでしょう。
【参考】ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社>世代間におけるハラスメントに対する感じ方/認識の実態調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000058857.html