株式会社マイナビが、2022年卒の新入社員800人を対象にWEB上で「新入社員の意識調査」を実施し、その結果が公表されました。
今の会社を「3年以内に退職予定」は28.3%、「10年以内」では51.0%
この割合は昨年とほぼ同じですが、ここ数年微増しています。
最も多い理由に、男性は「転職でキャリアアップしていきたい」(33.9%)、女性は「ライフステージに合わせて働き方を変えたい」(43.6%)があげられます。
「定年まで」と答えた割合は、18.5%でした。
65.0%が現在「働きがい」を感じている
働きがいを感じる職場としてあげられたのは、「自身の成長を感じる」(55.6%)が最も多く、次いで「誰か(顧客・同僚)の役に立てた」(49.8%)、「褒められる、労われる」(48.0%)と続きます。
意外にも、給料の項目「自身の働きに見合う報酬が得られている」は31.1%と低めの結果でした。
待遇よりも精神面での充実のほうが重要視されているのかもしれません。
「テレワークが廃止されても働き続ける」は約半数
2022年の新入社員のテレワーク率は19.1%と減少傾向にありますが、現在テレワークをしている人に、テレワークが廃止されても働き続けるかを聞いたところ、51.3%が「働き続ける」、23%が「テレワークできる会社に転職する」、残りは「分からない」と回答しています。
一方で、テレワークをしていない人に、テレワークができる環境で働きたいかを尋ねたところ、
「働けるならテレワークがいい」(50.0%)、「思わない」(43.7%)と分かれる結果となりました。
2022年度の新入社員は、大学での授業や就職活動など、オンライン上で行うことが通常であった世代なので、完全出社という感覚に慣れていない可能性があります。
完全出社、テレワークを問わず、上司や先輩からの声掛けにより、コミュニケーションがとりやすくなり、働きがいや職場定着につながるといえそうです。
【参考】マイナビ転職>「2022年新入社員の意識調査」
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/careertrend/11